「TNT R、TNT C、TNT Lの3種類があるけど、どれを選んだら良いの?」
「実際にTNTシリーズを使っている人の評価を聞いてみたい」
このような疑問にお答えします。
FNTCのTNTシリーズはグラトリ向けのスノーボードとして大人気モデルとなっており、今シーズンこそゲットしたいと思っている方も多いはず。
結論からいうと、TNT R、TNT C、TNT Lはいずれもグラトリを上達させるのに最適なボードと言えます!
ただし、この3つは得意分野が異なるため、購入前にしっかりと違いを理解しておくことが大切です。
本記事では、実際にTNTシリーズを愛用しているスノーボーダーが監修のもと、TNTシリーズの評価や実際に使った感想、TNT R、TNT C、TNT Lの違いなどについて徹底解説します。
【FNTC】TNT R・TNT C・TNT Lの違いは?
TNT R、TNT C、TNT Lの大きな違いはボード形状が異なることです。TNT R、TNT Lはダブルキャンバー形状になっており、グラトリを始めたばかりの初心者にとくにおすすめ。
TNT Cはハイブリッドキャンバー形状になっており、グラトリ中級者でオールラウンドに楽しみたい方におすすめです。
詳しくまとめると以下のとおり。
モデル | 特徴 |
---|---|
TNT R | 形状:V-ダブルキャンバー グラトリ性能に特化 乗り系トリックが特にやりやすい カービングや高速域のターンは苦手 |
TNT C | 形状:ハイブリッドキャンバー 何でもできるオールラウンダー 弾き系トリックがやりやすい TNT Rより乗り系トリックが難しい |
TNT L | 形状:Low-ダブルキャンバー TNT RとTNT Cの中間の性能 TNT Rが苦手なターン性能を強化 乗り系トリックのやりやすさはTNT Rに劣る |
以下で、それぞれの特徴についてさらに深堀して解説します。
【FNTC】TNT Rの特徴と評価レビュー
形状 |
V-ダブルキャンバー |
シェイプ |
ツインチップ |
フレックス |
SOFT 12345678910 HARD |
サイズ展開 |
139cm 143cm 147cm 150cm 153cm 157cm |
メーカー希望小売価格 |
¥64,900- (税込) |
対象者 |
初心者~中級者向け |
ブランド名 |
FNTC |
TNT Rの適性ジャンルと総合評価
トータル評価 | |
---|---|
コストパフォーマンス | |
乗り系トリック | |
弾き系トリック | |
軽さ | |
柔らかさ | |
キッカー(小~中) | |
キッカー(中~大) | |
カービング | |
パウダー |
TNT Rの最大の特徴は、形状がV-ダブルキャンバーであること。グラトリの基本となる乗り系トリックが行いやすくなっています。
さらに乗り系トリックの中でも「プレス」はグラトリは全ての技における基礎テクニックになります。そのため、グラトリ初心者の方が、グラトリの基礎を身に付けるのに最適といえるのがTNT Rです。
乗り系トリックのプレスとは?
以下のようにボードの片側を浮かせて滑るトリックのことです。BSノーリー360やオーウェン、ソネ360などさまざまなトリックに必要なスキルになります。
ダブルキャンバーの形状について
ダブルキャンバーは横から見ると以下の形状をしています。
以下を見ると分かりやすいのですが、スノーボードの中心を支点に回っているのが分かるかと思います。この形状がプレスのやりやすさに繋がっています。
TNT Rがおすすめな人
- 低コストでスノーボード板を購入したい初心者
- グラトリに特化したスノーボード板がほしい方
- とにかくグラトリだけを練習したいという初心者
- 乗り系トリックを中心に行いたい方
上記のような考えを持っている方は、グラトリ性能に特化したTNT Rがおすすめ。TNT Rを使ってプレス系トリックからマスターしていきましょう!グラトリが爆速成長すること間違いなしですよ。
近年はTNTシリーズの人気が増しており、定番サイズ(147cm、150cm、153cm)はすぐに売り切れてしまうので、早めに購入するのがおすすめです。
ちなみに、昨シーズンの型落ちモデルであれば、在庫限りで割り引きセールをやっています!
通常、定価6万円台のところを「3万円前後」から購入可能であるため、自分の身長に合うサイズがあれば、ぜひ狙っていきましょう!
\ 在庫限り!定価から50%OFF /
【FNTC】TNT Cの特徴と評価レビュー
形状 |
ハイブリッドキャンバー |
シェイプ |
ツインチップ |
フレックス |
SOFT 12345678910 HARD |
サイズ展開 |
139cm 143cm 147cm 150cm 153cm 157cm |
メーカー希望小売価格 |
¥64,900- (税込) |
対象者 |
初心者~中級者向け |
開発会社 |
FNTC |
TNT Cの適性ジャンルと総合評価
トータル評価 | |
---|---|
コストパフォーマンス | |
乗り系トリック | |
弾き系トリック | |
軽さ | |
柔らかさ | |
キッカー(小~中) | |
キッカー(中~大) | |
カービング | |
パウダー |
TNT Cは、20-21年シーズンから誕生したキャンバーベースのモデル。ダブルキャンバーであるTNT Rが弱点とする反発力やカービング性能を補完した性能を持っています。
TNT Rがグラトリに特化した性能であるのに対して、TNT Cはグラトリ寄りの性能を持ちながらもオールラウンドに楽しめることが特徴。
TNT Cがおすすめな人
- 低コストでスノーボード板を購入したい初心者
- 初めてスノーボード板を購入する初心者
- ターンをまだ練習中の初心者
- グラトリだけでなくカービングもやりたい方
上記のような考えを持っている方は、グラトリだけではなく様々なスタイルで遊べるTNT Cがおすすめ。ノーリー720のような高回転トリックもやりやすいので、ぜひTNT Cを使ってみましょう!
近年はTNTシリーズの人気が増しており、定番サイズ(147cm、150cm、153cm)はすぐに売り切れてしまうので、早めに購入するのがおすすめです。
ちなみに、昨シーズンの型落ちモデルであれば、在庫限りで割り引きセールをやっています!
通常、定価6万円台のところを「3万円前後」から購入可能であるため、自分の身長に合うサイズがあれば、ぜひ狙っていきましょう!
\ 在庫限り!定価から50%OFF /
【FNTC】TNT Lの特徴と評価レビュー
形状 |
Low-ダブルキャンバー |
シェイプ |
ツインチップ |
フレックス |
SOFT 12345678910 HARD |
サイズ展開 |
139cm 143cm 147cm 150cm 153cm 157cm |
メーカー希望小売価格 |
¥64,900- (税込) |
対象者 |
初心者~中級者向け |
開発会社 |
FNTC |
TNT Lの適性ジャンルと総合評価
トータル評価 | |
---|---|
コストパフォーマンス | |
乗り系トリック | |
弾き系トリック | |
軽さ | |
柔らかさ | |
キッカー(小~中) | |
キッカー(中~大) | |
カービング | |
パウダー |
TNT Lは、23-24年シーズンから新しく誕生したモデル。TNT RとTNT Cの中間の性能を持っています。
形状はLow-ダブルキャンバーを採用しており、TNT Rが弱点とする、硬いバーンや高速域でのターン性能を向上をさせています。
さらにTNT Cよりもエッジをズラしやすくすることで、グラトリの行いやすさを残しています。
TNT Lがおすすめな人
- 低コストでスノーボード板を購入したい初心者
- グラトリに特化しているがターン性能も求めたい方
- 乗り系トリック、飛び系トリックのバランスの取れたスノーボード板がほしい方
上記のような考えを持っている方には、ターン性能も兼ね備えているTNT Lがおすすめ。
スノーボード初心者の場合は、ターンをいち早く習得することで、同時にグラトリのスキルアップも目指してみましょう!
近年はTNTシリーズの人気が増しており、定番サイズ(147cm、150cm、153cm)はすぐに売り切れてしまうので、早めに購入するのがおすすめです。
TNT R・TNT C・TNT Lはコスパも最高!
FNTCのTNTシリーズは、コストパフォーマンスが非常に優れています。
グラトリ向けのスノーボードで有名な「SPREAD」「RICE28」などは定価で10万円を超えます。それに対して、FNTCのTNTシリーズは定価でも6万台から購入可能です。
TNTは安価であるためソール性能(滑走面の滑りやすさなど)が劣るという点はありますが、グラトリの性能(板の柔らかさなど)は、むしろFNTC TNTシリーズの方が優れていると思うくらいです。
22-23 モデルなどの型落ち品や、シーズン末になると3万円台で購入できることもあるため、お値段的にもおすすめです。サイズは在庫限りであるため早めにチェックしておくと良いでしょう!
\ 在庫限り!定価から50%OFF /
\ 在庫限り!定価から50%OFF /
TNT R・TNT C・TNT Lは折れやすいのか?
TNTシリーズは折れやすいと聞くけど大丈夫なのかな?と、気になる方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、グラトリは板に負担をかける技が多いため、残念ながら折れてしまうこともあります。これは物理的にどうしても避けられない現象でして、TNTシリーズが特別折れやすい板ではないことを理解しておくと良いでしょう。
そこで、少しでも板の破損を軽減させるためにはラバーパットを使うのがおすすめです。衝撃、振動を吸収することで板折れを軽減することができます!
TNT シリーズの上位互換モデルとなる「CAT」「SoT」
ちなみに、FNTCにはTNT RとTNT Cの上位互換となるモデルもリリースされています。TNT Rの上位互換モデルが「CAT」、TNT Cの上位互換モデルが「SoT」となっています。
TNTを検討する際は一緒に見ておくと良いでしょう。
TNT R の上位互換モデル = 「CAT」
どちらも形状がV-ダブルキャンバーとなっており、グラトリに最適化されたモデルです。グラトリをメインとして遊びたいなら、この2つから選ぶと良いでしょう。
上位互換モデルであるCATのほうが、「ソールの滑走性能が高い」「より軽量化されている」「反発力が強化されている」といった特徴があります。
お金に余裕があるのであれば、更に性能が向上しているCATもおすすめです!
TNT Cの上位互換モデル =「SoT」
どちらも形状がハイブリッドキャンバーとなっており、グラトリをメインとしつつもオールラウンダーに遊べるよう設計されたモデルです。グラトリ以外も楽しみたいなら、この2つから選ぶと良いでしょう。
上位互換モデルであるSoTのほうが、「ソールの滑走性能が高い」「より軽量化されている」「反発力が強化されている」といった特徴があります。
スノーボードの中級者以上が、フリーランやキッカーなども楽しみたいのであればSOTもおすすめです!
TNT R・TNT C・TNT Lに合わせるビンディング
TNTシリーズを検討している方の中には、一緒にビンディングも探している方もいるでしょう。
そんな方は、「【23-24最新】グラトリにおすすめなビンディング10選と選び方を解説」で、グラトリに最適なビンディングを厳選してご紹介しているので参考にしてみてください。
以下では、TNTシリーズと相性が良い&安価モデルからビンディングをピックアップしました。
【UNION】FLITE PRO
FLITE PROは、ここで紹介するビンディングで最軽量となっています。グラトリ用に軽いビンディングを探している方であればこれ一択でしょう!フレックスが柔らかいためプレス系のトリックに向いています。
詳しくは「【UNION】FLITE PROの評価レビュー!最軽量モデルで初心者にもおすすめ」でも紹介しているので、参考にしてみてください。
【FLUX】PR
FLUX PRは、FLUXビンディングのなかでも最安価なエントリーモデルになっています。初心者が使いやすいように、柔らかめのフレックスになっており、グラトリにも使いやすいビンディングです。
詳しくは「【FLUX】PRの評価レビュー!コスパ抜群でグラトリにもおすすめ」でも紹介しているので、参考にしてみてください。
【DRAKE】KING
DRAKE KINGもグラトリにおすすめ!軽量でバランスの取れたビンディングとなっています。スノーボードの耐久性を上げる設計になっており、板折れを軽減してくれるところもポイント。
TNT R・TNT C・TNT Lを使ったグラトリ
実際に、FNTCのTNTシリーズを使っているグラトリの動画をご紹介しておきます。
TNTシリーズを使って練習すれば、あなたもグラトリマスターになれるかも!?
BS360コンパス
オーウェン
FSコンパス360
【まとめ】TNT R・TNT C・TNT Lは自分に合うものを選ぼう!
以上、FNTCのTNTシリーズのご紹介でした。
TNT R、TNT C、TNT Lはいずれもグラトリにおすすめなのは間違いありませんが、この3つにはコンセプトの違いがあります。グラトリを始めたばかりの初心者にはTNT R、TNT Lを、グラトリ中級者でオールラウンドに楽しみたい方にはTNT Cがおすすめです。
さいごに、TNT R、TNT C、TNT Lの違いをもう一度まとめておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
モデル | 特徴 |
---|---|
TNT R | 形状:V-ダブルキャンバー グラトリ性能に特化 乗り系トリックが特にやりやすい カービングや高速域のターンは苦手 |
TNT C | 形状:ハイブリッドキャンバー 何でもできるオールラウンダー 弾き系トリックがやりやすい TNT Rより乗り系トリックが難しい |
TNT L | 形状:Low-ダブルキャンバー TNT RとTNT Cの中間の性能 TNT Rが苦手なターン性能を強化 乗り系トリックのやりやすさはTNT Rに劣る |
この記事を読んでいる人にはこちらもおすすめ
2023年版!おすすめのグラトリ板【19選】
他のグラトリ板レビュー記事