最近では、ワークマンでスキーウェア・スノボウェアの代用品が手に入ることが良く知られています。その中でも、ワークマンが販売している「スノーウェア」は、もはやスキー場で使用するために作られています。
この記事では、そんなワークマンのスノーウェアを実際に3シーズン使ってみた感想や評価を紹介しています。
結論から言うと、ワークマンのスノーウェアはお世辞にもカッコいいとは言えませんが、4,900円(税抜)とコスパが最強です。さらに低価格でありながら、しっかりとスキーウェア・スノボウェアとしての機能を兼ね備えています。

ワークマンでスキーウェア・スノボウェアの代用品を探している方は、ぜひ参考にしてみてください!
ワークマンのスノーウェアを使った感想や評価
冒頭でもご紹介しましたが、とにかくコスパを求めるのであれば、ワークマンのスノーウェアは非常におすすめ。
この記事の筆者は、スノーボード用に3シーズン使用していますが、しっかりとスノボウェアとしての役目を果たしています。
まず驚くべきは、4,900円(税抜)という破格の価格。この価格帯で手に入るスノーウェアとしては、まさに驚異的なコスパと言えるでしょう。しかも、その低価格でありながら機能性は十分過ぎるくらいです。
以下のとおり、ワークマンとしてもスキー場で使うことを想定して製作しており、耐水性や保温性などが優れています。まさに本格的なスノーウェアと言えるでしょう。

細かい機能面については、以下で詳しく解説しています。
ワークマンのスノーウェアは機能性がすごい!

上記でもご紹介したとおり、ワークマンのスノーウェアはスキー場で使用することを想定して作っています。そのため、スキーウェア・スノボウェアとしての機能はしっかりと揃っています。
- 耐水性/保温性
- リフト券ホルダー
- パウダーガード
- ベンチレーション
- ファスナー付きポケット
- 取り外し可能なフード
以下で詳しく解説していきます。
※この記事では、2020-2021年モデルを使用しています。最新モデルとは若干異なっている可能性がありますのでご了承ください。
耐水圧は10,000mmで、スキー場で使うには十分
耐水性を高さを表す指標である「耐水圧」は10,000mm。これは一般的なスキーウェアやスノボウェアに使われている数値であり、スキー場で使用する分には十分な数値です。
実際に、筆者が3シーズン使ってみた結果、水が中に浸透してくるという問題は一切ありませんでした。
耐水性の性能は十分に優れており、ハイシーズンのパウダーはもちろん、春先のシャバ雪でも安心して使うことができました。
保温性が高く、めちゃくちゃ暖かい
ワークマンのスノーウェアは内部に中綿が入っており、めちゃくちゃ暖かいです。ハイシーズンの雪が降る日はもちろん、マイナス10度前後の気温でも平気なくらいの暖かさを備えています。
インナーの着込み具合にもよりますが、スノーウェア起因で寒さに悩まされることはまず無いでしょう。
袖(そで)にリフト券ホルダーが付いている


写真のとおり、ウェアの袖には便利なリフト券ホルダーが付いています。(作りが安っぽいのは、すこし残念ですが。)
袖にリフト券ホルダーがついていることで、リフト乗り場での手続きがスムーズに行えます。係員にリフト券を見せる際にも、袖の位置にホルダーがあるためスムーズに提示することができます。

あくまでワークマンは作業着のイメージだったので、ここまで作りこんでいることに驚きでした(笑)
裾(すそ)と袖(そで)にパウダーガードが付いている

上記の写真のとおり、ウェアの裾(すそ)部分にパウダーガードが付いています。低価格でありながらも、しっかり作りこまれていますね。
このパウダーガードをズボンの上から留めることで、ウェアの内側に雪が入るのを防ぐことができます。

さらに、袖(そで)部分にもパウダーガードが付いています。このパウダーガードがあることで、袖からも雪が侵入するのを防ぐことができます。
温度調節ができるベンチレーション

上記写真の脇部分に注目してください。ウェアの脇部分にはベンチレーション(ウェア内部の温度調整を行う部分)が付いています。
暑いときは、このベンチレーションを開けることで中に空気が入るため、涼しくすることができます。
一般的に、高価なスキーウェアやスノボウェアにはベンチレーションが付いていますが、ワークマンは低価格なのにまさかベンチレーションまで備えているとは驚きです。
ファスナー付きポケット

上記写真のとおり、ファスナー付きポケットが付いています。
スキーやスノボをしている最中の激しい動きでも、ポケットに入れている物が落ちることはありません。
取り外し可能なフード

雪の日や寒い日には欠かせないフードも付いています。雪が降っている日にはフードを被ることで、頭が濡れるのを防ぐことができます。不要な時は取り外すこともできるのが良いですね。
ワークマンのスノーウェアの残念だった点
ここまでは、ワークマンのスノーウェアの性能面など良い点を中心にご紹介しました。
次に3シーズン使用してみて残念だと感じた点についてもご紹介していきます。
スキー場の気温が高い日は暑すぎる
ワークマンのスノーウェアは保温性が高いという利点がありまが、一方でスキー場の気温が高い日は暑くなりすぎるという難点がありました。
標高の低いスキー場や晴れた日の場合、活動していると暑く感じてしまいます。特に春先の2月下旬以降は気温が上昇するため、着ているだけで非常に暑くなり、とても着ていられませんでした。。
そのため、購入を検討する際には、スキー場に行く時期を考慮すると良いでしょう。
スノボウェアとしては、着丈が短いため注意が必要
スキーウェアとして使う分には問題ないかもしれませんが、スノボウェアとして使うには、着丈が短いと感じました。
スノーボードの場合は、スキーよりも激しい動きが多くなるため、基本的にゆったりしたサイズ感で作られています。しかし、ワークマンの場合は、他ブランドのスノボウェアと比べると、サイズが若干小さめに感じられます。
身長が172cmの筆者にとっては、Lサイズでは着丈と裾が短く、雪がウェアの内側に入ってしまうこともありました。そのため、大きめのサイズを選ぶことが重要です。筆者の場合、3Lサイズを選ぶと他のスノボウェアと同じような着用感となり、安心して使うことができました。
フードが大きすぎて視界が悪くなる
ワークマンのスノーウェアはフードが大きすぎることが難点です。フードが大きいため、顔が少し覆われてしまい、横を向いた際にフードが邪魔になり視界が制限されてしまいます。
特にスノーボードの場合は、横向きの動きが多いため、この問題がより顕著に感じられます。
さらに、ゲレンデが混雑しているときには左右に注意しながら滑る必要がありますが、フードが邪魔になって横の視界が見えなくなります。これは非常に危険ですので、筆者はこの理由からほとんどフードを使用しなくなりました。
この問題は実際にスキーやスノーボードをする際に初めて気づくことが多いため、購入する際には注意が必要です。
デザインの良さを求めるならワークマンは微妙かも
ワークマンのスノーウェアは、デザインは可もなく不可もないという感じです。どちらかというとスキーウェアのようなデザインをしており、スノボウェアとしては、すこし古臭いデザインに感じられます。
ワークマンのスノーウェアは機能性は非常に優れていますが、デザインのカッコよさを求めるのであれば「PONTAPES」や「HIMASS MANIA」が価格帯も安く、おすすめします。
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ワークマンのスノーウェアを買うときの注意点

続いて、ワークマンのスノーウェアを買うときの注意点についても解説します。
スノボウェアとして使う場合は、普段着サイズの+2サイズを目安に
ワークマンのスノーウェアは、スノーボードで実際に使うためにはサイズがすこし小さめという難点があります。
スノーボードはスキーよりも激しい動作が多くなるため、サイズ感はゆったり目のほうが動きやすくなります。参考程度ですが、スノボウェアとして使うのであれば、サイズは以下を目安にしてください。
- 身長180cm:3L
- 身長170cm:2L~3L
- 身長160㎝:L~2L
- 身長150㎝:M~L
普段着サイズの+2サイズを目安にすると良いでしょう。
筆者は身長が172cmの普通体形ですが、Lだと着丈や袖が短く、3Lのほうが着用感としては優れていました。ちなみに筆者の女性の友人は、身長158cmでLサイズがちょうど良いサイズ感でした。
発売早々に購入しないと、すぐに売り切れる
ワークマンからは、毎年9月頃にスノーウェアの発売が発表されますが、オンラインショップ/店舗ともにすぐに売り切れてしまいます。
近年では、ワークマンでスキーウェアやスノーボードウェアが手に入るということが知られてきており、その人気は非常に高まっているようです。
そのため、9月に入ったら定期的にワークマンの公式サイトをチェックしておくと良いでしょう。販売が開始されたら早々に購入することをおすすめします。
筆者は店舗で購入しましたが、12月に入ると主要なサイズ(Lや2L)は在庫切れとなっていることが多かったです。田舎の人口が少ない地域の店舗でやっと手に入れることができました。それほど入手が困難である印象があります。
意外とスキー場で他の人と被る
これは筆者自身の体験談ですが、スキー場では意外にも多くの人がワークマンのスノーウェアを着用して楽しんでいました。その結果、ウェアが他の人と被ってしまうことがしばしばありました(笑)
そのため、他の人とウェアが被りたくないという方にはおすすめできないので、注意してください。
最新!2023年モデルのスノーウェア

2023年モデルの最新スノーウェアが、ワークマン公式オンラインストアに公開されました!(※発売日は書かれていません。)
今シーズンからは、スノーボードを意識?しているのかデザインが今風になっていますね!デザインがカッコ良くなった気もするので、筆者が購入することができたら改めてレポートしたいと思います。
ちなみに、今シーズンはオンラインストアでの販売は行っておらず、実店舗のみで取り扱っているようです。発売日はハッキリとわかりませんが、すぐに売り切れてしまうため、早めにワークマンに訪れてみましょう。
ワークマンならスノーウェア以外のアイテムも揃う

この記事ではワークマンのスノーウェアを中心にご紹介しましたが、実はワークマンではスノーウェア以外のアイテムもたくさん揃えることができます。
具体的には以下のアイテムを入手することができます。
- ニット帽
- スノーグローブ(手袋)
- ネックウォーマー
- フード付きネックウォーマー
- 裏起毛パーカー
- ハイソックス
- あったか下着
などなど。
一例ですが、以下のようなアイテムです。いかにもスキーやスノーボードに使えそうですね!


個人的には、インナー関連が安価にほとんど揃うのがおすすめポイントです。近々でスキーやスノーボードに行く予定のある方は、ぜひワークマンに立ち寄ってみてください!
まとめ
ワークマンのスノーウェアは、4,900円(税抜)と価格破壊的なコスパに加えて、機能性も申し分ありません。スキーウェアやスノボウェアをお安く手に入れたい方はぜひ検討してみると良いでしょう!
この記事の筆者は、冬シーズンによくワークマンに立ち寄っていますので、また何か良い情報がありましたら更新したいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
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