「FNTC SOTの評判を知りたい」
「FNTCの他シリーズとは何が違うの?」
もはやグラトリ向けのスノーボードブランドとして定番になりつつあるFNTC!数あるラインナップのうち「SOT(エスオーティー)」が気になっている方も多いはず。
この記事では、実際にSOTを使用したことのあるスノーボーダーが監修のもと、SOTの評判や使ってみた感想をご紹介します。
FNTC SOTの評価レビュー
形状 |
ハイブリッドキャンバー (POP CAMBER) |
シェイプ |
ツインチップ |
フレックス |
SOFT 12345678910 HARD |
サイズ展開 |
139cm 143cm 147cm 150cm 153cm 155cm |
メーカー希望小売価格 |
¥86,900- (税抜) |
対象者 |
中級者~上級者向け |
ブランド名 |
FNTC |
SOTの総合評価
トータル評価 | |
---|---|
コストパフォーマンス | |
乗り系トリック | |
弾き系トリック | |
軽さ | |
柔らかさ | |
キッカー(小~中) | |
キッカー(中~大) | |
カービング | |
パウダー |
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SOTはグラトリ向けでありながら、グラトリ以外の遊びもできるように設計されています。オールラウンドなボードが欲しい人には本当におすすめです。
【結論】SOTはグラトリが楽しめるオールラウンダー!
SOTの特徴を一言でいうなら、「グラトリが楽しめるオールラウンダー」という位置づけになります!
その理由は、ボードの形状にあり、ハイブリッドキャンバー (可変キャンバー) という、接雪長がボードへの荷重によって変化するように設計されているため。ボード形状が自在に動くことから、さまざまなスタイルで遊べるようになっている優れものとなっています。
また、FNTCのなかでは、少しフレックスが硬くなっており、オーリーでの強い反発を兼ね備えています。グラトリをするなら、「オーリー720」「ノーリー720」「アンディ720」といった高回転トリックに最適です!
SOTがおすすめだと思う人
SOTは、どちらかというと中級者以上の方がオールラウンドに遊びたいという方におすすめ!以下が当てはまるようであれば、ぜひSOTを検討してみると良いでしょう。
- グラトリだけではなくオールラウンドに楽しめる上位モデルを手に入れたい方
- グラトリの高難度トリックに挑戦していきたい中級者以上
- グラトリだけではなくカービングやラントリも楽しみたい方
SOTは、年々人気が増しており、定番サイズ(147cm、150cm、153cm)はすぐに売り切れてしまうので、早めに購入するのがおすすめです!
ちなみに、昨シーズンの型落ちモデルであれば、在庫限りで割り引きセールをやっています!
通常、定価8万円台のところを「4万円台」から購入可能であるため、自分の身長に合うサイズがあれば、ぜひ狙っていきましょう!
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FNTC SOTに使われているテクノロジー
FNTCの各モデルには、上位ブランドの「FANATIC」から培われてきた技術・素材が使用されています。
その技術を知ることで、SOTの特徴がより深く分かるでしょう!以下は、SOTに採用されている技術をピックアップしたものです。
【HONYCOMB TECNOLOGY(ハニカム構造)】
ハニカムは蜂の巣を形をヒントに作られた、ペーパーと空気で構成された6角形の構造です。それぞれのモデルのウッドコアに、バランスよくハニカム素材を配置することによって、あらゆる状況下で素晴らしい安定感とともに、超軽量でしなやかな乗り味を実現することに成功しました。
【SL CORE】
SL Coreポプラ材とハニカムの組み合わせにより安定感と、レスポンスの良い乗り味、そして軽量化に成功したコアです。ABSで挟み込むことによって強度を高めています。
【DEGRESSIVE SIDECUT】
両先端に向けて半径を変化させているのが特徴のサイドカーブです。ハイスピード時の正確さと安定感、角付けの強弱もスムーズで最高の乗り味を演出します。
【BIAX FIBRE】
Biax Fibreは、バランスの良いフレックスとトーションで、容易なボードコントロールとリラックスしたライディングが特徴です。
【PREMIUM BASE IS 4400】
Premium Baseは滑走性能と耐久性、更にグライディング清野も持つ素材。どんなコンディションの雪でも安定したパフォーマンスを発揮し、メンテナンスも簡単。
出典:https://sports-w.com/brands/fanatic/technology/
出典:https://sports-w.com/wp-content/uploads/2021/03/FANATIC_21_22_WEB.pdf
FNTCシリーズの他モデルとの違い
FNTCはグラトリ向けボードのラインナップとして、「TNT R」「TNT C」「TNT L」「CAT」「SOT」の5種類をリリースしています。
それぞれの特徴や違いは以下の表にまとめています。どのボードを選ぶか悩まれている方はぜひ参考にしてみください。
SOT | TNT C | CAT | TNT R | TNT L | |
---|---|---|---|---|---|
形状 | ハイブリッドキャンバー | ハイブリッドキャンバー | V-ダブルキャンバー | V–ダブルキャンバー | Low-ダブルキャンバー |
特徴 | オールラウンドボード。 TNT Cの上位互換モデルで、ソール性能が高く、より軽量化されちている。 | オールラウンドボード。 SOTの下位互換モデルで、性能はSOTに劣るがコスパ最高。 | グラトリ特化ボード。 TNT Rの上位互換モデルで、ソール性能が高く、より軽量化されている。 | グラトリ特化ボード。 CATの下位互換モデルで、性能はCATに劣るがコスパ最高。 | グラトリ特化ボード。 TNT Rの弱点であるカービング、高速域のターン性能を向上。 |
得意なスタイル | グラトリを含めたオールラウンド | グラトリを含めたオールラウンド | グラトリ全般 | グラトリ全般 | グラトリ全般 |
フレックス | 10段階中「4」 | 10段階中「3」 | 10段階中「4」 | 10段階中「3」 | 10段階中「3」 |
定価 | 86,900円(税込) | 64,900円(税込) | 86,900円(税込) | 64,900円(税込) | 64,900円(税込) |
簡単にまとめると、「TNT R」「TNT C」「TNT L」は初心者向けに設計されており、価格も安くエントリーモデルになっています。
一方で、「CAT」「SOT」は中級者~上級者向けになっており、ソール性能や軽量に設計されていたりとハイエンドモデルになっています。
また、「TNT R」と「CAT」、「TNT C」と「SOT」は兄弟関係になっており、TNT Cの上位互換モデルが「SOT」という位置づけになります。
下位互換モデルの「TNT C」との違い
TNT Cは SOT の下位互換モデルとしてリリースされています。どちらも形状がハイブリッドキャンバーという共通点を持っていますが、具体的には何が違うのでしょうか。そこで両者の違いについて解説します。
両者の違いを理解することで、どちらのモデルを選べば良いのかが判るでしょう!
SOTの方が中級者以上に向いている
SOTとTNT Cでは、明確に対象レベルが異なっています。
- SOT:中級者~上級者向け
- TNT C:初級者~中級者向け
SOTはFNTCシリーズのなかでは、一番反発力の強いモデルになっています。つまり、TNT Cよりも反発力が強くなっており、高回転トリックや高さが出るといったメリットがあります。
その反面、初心者にとってはボードの硬さが扱いづらさに繋がることから、グラトリ初心者には「TNT C」、グラトリ中級者以上には「SOT」がおすすめといった位置づけになります。
SOTの方が、より軽量に設計されている
どちらも「ハニカム構造」を使用することで超軽量を実現していますが、SOTの場合は、TNT Cよりもハニカム構造を使っている面積が大きくなっています。
- SOT :ノーズとテールにもハニカム構造を使用
- TNT C:センターのみにハニカム構造を使用
TNT Cは板のセンターにのみハニカム構造を使用しているのに対して、SOTはノーズとテールにもハニカム構造を使用しています。ノーズとテールが軽量化されたことで、板の取り回しが容易となり、高回転系トリックの回転性に向上します!
SOTの方が、ソールの滑走性能が高い
SOTは、TNT Cよりもワックスがより浸透する素材(シンタード)が使用されています。ソールの滑走性能が、TNT Cよりも高いため、加速しやすくなっています。加速しやすいことで、グラトリの各トリックのメイク率を向上します!
SOTの方が、価格が高めに設定されている
SOTと TNT Cの定価は以下のとおり。
- SOT:86,900円 (税抜)
- TNT C:64,900円 (税抜)
ここまで読むと気付いている方も多いと思います。SOTの方が細部までテクノロジーが使われているため、生産コストが高くなる分、価格が高めに設定されています。
FNTC SOT に合わせるビンディング
SOTが気になる方のなかには、SOTと相性の良いビンディングを知りたい方もいると思います。
そんな方は、「【23-24最新】グラトリにおすすめなビンディング10選と選び方を解説」で、グラトリに最適なビンディングを厳選してご紹介しているので参考にしてみてください。
以下では、特にSOTと相性が良い、オールラウンドなビンディングをピックアップしました。
【UNION】ULTRA
UNIONのULTRAは、グラトラーに大人気なオールラウンドなビンディングです。ミニディスクを使っているため板のしなりを使いやすくなっています。さらに反応が早いことから高難度なグラトリを挑戦する方に特におすすめです。
【UNION】STRATA
UNIONのSTRATAは、ベースプレートがラバーになっており、ベースプレートが板と合わせて曲がるようになっています。そのため、大事な板が折れてしまうのを軽減してくれる効果もありあす。
【FLUX】DS
FLUX DSは、FLUXで一番人気のモデルとなっています。オールラウンドな性能をしており、グラトリとも相性が良いことから、DSを使っているグラトラーは多くいます。
FNTC SOTを使用したライダーのトリック
SOTを使っているライダーはどのようなトリックを行っているのでしょうか。
SNS上の、SOTを使っているトリック動画をまとめてみました!
【まとめ】FNTC SOTは中級者以上のオールラウンダーにおすすめ!
以上、FNTC SOTのご紹介でした。さいごに、SOTがおすすめな人について、もう一度まとめておきます。
▼FNTC SOTがおすすめな人
- グラトリだけではなくオールラウンドに楽しめる上位モデルを手に入れたい方
- グラトリの高難度トリックに挑戦していきたい中級者以上
- グラトリだけではなくカービングやラントリも楽しみたい方
グラトリを楽しみながら、さまざまな遊びをしたいならSOTは本当におすすめです!
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