グラトリ初心者でもすぐにできる!最初に覚えるべき基礎トリック12選

「グラトリを始めたいけど、どのようなトリックがあるの?」
「どのトリックから練習するのがおすすめ?」

このような疑問にお答えします!

初心者の方ほどカッコいい演技に憧れてしまい、難易度が高いトリックにいきなり挑戦してしまいがちですが、グラトリは簡単な基礎トリックから練習することが非常に大切です。

本記事では、グラトリをこれから覚えていく方に向けて、初心者が覚えるべき基礎トリックを12種類ご紹介します。

グラトリ初心者の方が覚えるべきトリックを順番に解説しているので、グラトリ初心者の方はぜひ参考にしてみてください!

この記事を書いている人
  • スノーボード歴:13年
  • 年間滑走数:30回以上
  • 得意なスタイル:グラトリ
記事の内容

グラトリ初心者は何から始めるべき?

グラトリ初心者が最初に悩む問題として、「そもそも何から覚えるべき?」という疑問があると思います。結論からいうと、オーリーから始めるのがおすすめ!

また、オーリーをはじめとして以下の12トリックに挑戦するのが良いでしょう。

これらは全てグラトリの基本トリックであるため、グラトリを本気で覚えたい方は必ず上記から覚えてください。

というのも、グラトリは基本トリックがかなり重要になるためです。グラトリの上級トリックは、大半が基本トリックがベースになっています。

例えば、オーウェンというトリックは「ピボット180」と「FSテールプレス」ができていないと、初心者が行うのはまず無理だと思いましょう。基本ができていないと、上級トリックを覚えるのはかなり難しいものになります。

筆者すのらん

グラトリをマスターするなら、基本トリックを覚えるのが一番の近道ですよ!

グラトリ初心者が覚えるべき12トリック

ここからは、グラトリ初心者が覚えるべき12トリックを順に追ってご紹介します。あわせてハウツー動画もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

①オーリー

グラトリに挑戦する人が一番最初に覚えるべきトリックで、滑りながらストレートジャンプするトリックがオーリーです。

いきなり滑りながら挑戦はせずに、まずは平面なところで止まっている状態から練習してみましょう。簡単であるため初心者の方でも挑戦しやすく、怪我のリスクも少ないです。

オーリーを応用すると、スピン系のトリックとして「オーリー180」「オーリー360」といったものがありますが、まずは基本のオーリーを徹底的にマスターするところから始めましょう!

②テールマニュアル

オーリーの練習を始めたら、合わせてテールマニュアルの練習もしてください。

テールマニュアルは、テール側に加重してノーズを浮かせながら滑るトリックのことです。(バイクでいうウイリー走行のイメージです。)

テールマニュアルの状態からオーリーをすることができますので、練習するときはテールマニュアルとオーリーをセットでやってみましょう!1回の流れで、2つのトリックを練習できるのでおすすめです。

テールマニュアルの応用トリックは、この記事の後半で紹介する「フロントサイドテールプレス」がありますので、まずはテールマニュアルからマスターしましょう。

③ノーリー

オーリーとは異なり、ノーズ側に加重してストレートジャンプするトリックをノーリーと呼びます。

ノーリーの場合は、進行方向に向かって加重するため、最初は恐怖心があり難易度が高いトリックです。いきなり高く飛ぶ必要はないので、最初は少しずつジャンプするように始めてみましょう。

ノーリーをするときに大事なことは、「肩を水平に保つこと」「目線を下げないこと」「前に向かうようにジャンプすること」の3つです。この3つを意識すると、安定感のあるノーリーができるようになります!

ノーリーを応用すると、スピン系のトリックとして「ノーリー180」「ノーリー360」といったものがありますが、まずは基本のノーリーをマスターするところから始めましょう!

④ノーズマニュアル

ノーリーの練習を始めたら、合わせてノーズマニュアルの練習もやってみましょう。

ノーズマニュアルは、ノーズ側に加重してノーズを浮かせながら滑るトリックのことです。(テールマニュアルの逆バージョンのイメージです。)

ノーズマニュアルの状態からノーリーをすることができるため、練習するときはノーズマニュアルとノーリーをセットでやるのがおすすめです。

ノーズマニュアルの応用トリックは、この記事の後半で紹介する「バックサイドテールプレス」がありますので、まずはノーズマニュアルをマスターしておきましょう。

⑤スイッチ

普段のスタンスとは反対向きに滑ることをスイッチ(フェイキー)と呼びます。

グラトリは着地したときに自分のスタンスとは反対向きになることが多いため、早い段階でスイッチを覚えておくことが上達の近道になります。

この後に紹介する、「ピボット180」「トゥ180」などには、フェイキーが必須になります。

⑥ピボット180

ピボットは、前足を軸にして前向きに180度スピンをするトリックです。

スイッチができる人であれば、そんなに難しいトリックではありません。1日練習すれば、ある程度はできるようになるはず!

この記事の筆者は、「ピボット180 → スイッチで滑る → スイッチのピボット180」の順番で練習を繰り返していました。これを1日中やることで、ピボットにもスイッチにも次第に慣れてきますよ!

⑦BS(バックサイド)ピボット180

BSピボットは、前足を軸にして後ろ向きに180度スピンをするトリックです。

ピボットと同様に、スイッチができる人であれば、そんなに難しいトリックではありません。1日練習すれば、ある程度はできるようになります。

こちらも、「BSピボット180 → スイッチで滑る → スイッチのBSピボット180」の順番で練習をするのがおすすめ!これを1日中やることで、ピボットにもスイッチにも次第に慣れてきます!

⑧トゥ180

トゥ180は、滑りながら両足でジャンプするトリックです。オーリー180やノーリー180と比べると、両足でジャンプする分、初心者の方でも挑戦しやすいです。

最初は滑りながらではなく、止まった状態から挑戦するのが安全です。ジャンプする前の上半身の先行動作(絞り)を意識すると、めちゃくちゃ簡単にできますので、ぜひ試してください!

トゥ180が安定してできるようになったら、応用編として「オーリー180」や「ノーリー180」にも挑戦できるようになります。

⑨BS(バックサイド)トゥ180

トゥ180は進行方向に対して前向きにスピンしますが、それに対して後ろ向きにスピンするのがBSトゥ180になります。

BS180のすべてのトリックに共通して言えますが、着地の際は後ろ側(山側)に目線を固定するようにしてください!そうすると、着地が安定してトリックを行うことができます。

BSトゥ180が安定してできるようになったら、応用編として「BSオーリー180」や「BSノーリー180」にも挑戦できるようになります。

⑩FS(フロントサイド)テールプレス

FSテールプレスは、テールに加重しながら、ボードを横にずらして後ろ向きで滑るトリックのことを指します。

多くの上級トリックで、FSテールプレスの姿勢が必要になるため、この記事で紹介するトリックのなかでも一番重要かもしれません!

中級トリックの「ソネ360」や「BSノーリー360」「オーウェン」、上級トリックの「ノーリー720」など、ほとんどのトリックで、FSテールプレスの姿勢が必要になります。

⑪BS(バックサイド)ノーズプレス

BSノーズプレスは、ノーズに加重しながら、ボードを横にずらして前向きで滑るトリックのことを指します。

FSテールプレスほど重要ではありませんが、これを覚えておくとコンボ系のトリックの幅が広がるのでぜひ覚えておきましょう。

BSノーズプレスとFSテールプレスを組み合わせるだけでも、お洒落なトリックになりますよ!

⑫プレッツェル

プレッツェルは、エントリーした方向とは逆回転でアウトするトリックのことを指します。

上記で紹介している動画では、「バックサイドノーズプレス+270アウト」というトリックになりますが、要はこれがプレッツェルの1つになります。

BSノーズプレスやFSテールプレスの応用トリックとして、ぜひプレッツェルにも挑戦してみてください!プレッツェルまでできるようになると脱初心者といっても良いでしょう!

グラトリ初心者におすすめな板は?

グラトリ初心者の方には、基本的にはフレックスが柔らかい板がおすすめです。

理由は、板が柔らかい方が少ない力でもトリックを行うための操作が行いやすいためです。これからグラトリに挑戦する方は、一度自分が使っている板を見直してみるのも良いでしょう。

以下の記事では、グラトリ板の選び方や、初心者におすすめな板をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

以上、グラトリ初心者が覚えるべきトリックのご紹介でした。

初心者の方ほどカッコいい演技に憧れてしまい、難易度が高いトリックにいきなり挑戦してしまいがちですが、グラトリは簡単な基礎トリックから練習することが非常に大切です。

基礎トリックを疎かにしてしまうと、グラトリが上達せずに時間を無駄にしてしまいますし、最悪の場合は怪我をしてしまう可能性もあります。

ぜひ、この記事を参考にしてグラトリを上達させてくださいね!

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