スキー・スノーボードの滑り(走り)が悪くなったら、おすすめしたいのが「Zardoz NotWax (ザードズ ノットワックス)」です。
この記事では、年間30回ほどスキー場に通っていた筆者が、NotWax (ノットワックス) を実際に使ってみた評価を率直にレビューします。
結論からいうと、ワックス塗りが簡単なうえ、本当によく滑るようになるので、筆者としてはおすすめです。
ただし、ノットワックスには苦手とするコンディションもあるので、うまく使う必要はあります。
そこら辺も含めて、レビューするのでぜひ参考にしてみてください。
NotWax (ノットワックス) の概要
商品名 | ノットワックス ポケットパックG |
主成分 | 純度100% 液体フッ素系オイル |
容量 | 15g |
仕様 | プラスチックボトル / フェルト |
使用方法 | 同梱のフェルトにノットワックスを滲み込ませて塗るだけ! |
「NotWax (ノットワックス)」は、純度100%の液体フッ素系オイルを使った液体ワックスです。
フッ素というのは、フライパンなどに使われているものと同じで、摩擦性が少なく水分を弾く性質があります。その性質を活かして、雪上での滑り(走り)を向上させるという仕組みです。
そのため、一般的なワックスに使われている、パラフィン系(ろう)のワックスと比べると格段に加速力が上がりやすくなっています。
ちなみに、他のワックス(フッ素含有タイプを除くパラフィン系タイプのみ)を塗った滑走面の上に、NotWaxを重ねて塗ることも可能です。
ベースワックスのうえに、トップワックスとして「NotWax (ノットワックス)」を重ねて塗ることで、滑走性能がさらに向上させることが可能です!
※ワックスを重ね塗りする場合は、フッ素含有タイプのワックスとは併用は止めましょう。 種類の異なるフッ素が混ざることで、NotWax本来の性能が発揮できなくなるとのこと。
ちなみに、フッ素を含まないベースワックスのおすすめは、GALLIUMから販売されている「EXTRA BASE VIOLET」です。ベースワックス(ホットワックス)を考えている方はぜひ試してみてください。
NotWax (ノットワックス)の評価・評判は?
インターネット上では、NotWax(ノットワックス)の評価・評判はどんな感じなのでしょうか?
SNSのみなさんの口コミをまとめてみました!
NotWaxを使っている人の口コミを見てみると、やはり評価・評判は良いみたいですね!
特に、春シーズンの雪にNotWaxはおすすめのようです。
NotWax (ノットワックス)を使ってみた感想
さいごに、僕がNotWaxを実際に使ったレビューをしたいと思います。
NotWaxはとにかくワックス塗りが簡単なんです。
ワックス塗りがとにかく簡単
まずは、NotWaxのフェルト部分にオイルを垂らします。
フェルトにオイルを滲み込ませたら、あとはフェルト部分で板の滑走面を擦るだけです。
あとは滑走面全体を擦り上げるだけです。
作業にかかる時間は3~5分程度でして、このお気軽さがNotWaxの一番のおすすめポイントになります。
NotWaxの詳しい使い方は公式サイトに動画がありますので、気になる方はこちらも確認してみてください。
この動画を観るとわかると思いますが、滑走面が汚れている場合は、別途クリーナーを使うことも大切です。
滑りが悪いときは別途クリーナーを使うべし
NotWaxを使っても、板の滑り(走り)が悪いときは、滑走面が汚れている可能性があります。
その場合は、別途クリーナーを使ってあげましょう。
たとえば、こんな感じで滑走面が真っ黒に汚れているとき。
スプレーワックスの場合は、ワックス剤のなかにクリーニング効果があるものが多いのですが、NotWaxはクリーニング効果がないため、滑走面が汚れている場合は別途クリーナーを使う必要があります。
滑走面が汚れてくると、NotWaxを使っても全然滑りが良くならないため、ここは注意が必要です。
滑走面のクリーニングには「GALLIUM(ガリウム) クリーナー SW2103」がおすすめなので、ぜひ試してみてください。
NotWax(ノットワックス)を塗ったあとの滑走性能
他のワックスと比べて、特別という訳ではありませんが、普通にめちゃくちゃ滑る(走る)ようになります!
特に、春シーズンなど気温が高いときの湿雪ほど、NotWaxは性能を発揮します。
3月以降にスキー場に行く場合は、NotWaxをぜひ使ってみてください。
NotWax(ノットワックス)の持続力
朝から滑りだしたとして、お昼過ぎくらいになると若干効果が薄くなるような気がします。とはいえ、普通にそのまま1日滑っていても問題ないレベルでした。
NotWaxは容器が直径7cmくらいと小さいため、ウェアのポケットに入れておくことも可能です。そのため、もしも滑りに満足いかなければ、スキー場で再度重ね塗りをすると良いでしょう。
現地で重ね塗りできるくらいのコンパクトさとお気軽さもNotWaxのおすすめポイントです。
NotWax(ノットワックス)のコストパフォーマンス
NotWaxの1セットがあれば、10日(10回)分くらいは使うことが可能です。
同じく、簡易ワックスである「スプレータイプのワックス」は、4~5回程度で使いきってしまうことも多いので、コストパフォーマンスとしてもNotWaxはおすすめかもしれません。
極寒のときは注意が必要
トップシーズンの気温が低すぎるときは、NotWaxのパフォーマンスが悪くなります。
気温がマイナス10度くらいのときに滑ったときは、板が止まってしまい全然滑らなくなってしまうことも。
その場合は、余分なNotWaxをティッシュかペーパータオルで拭き取ることで、低温の雪でもよく滑るようになるようです。トップシーズンのときに、NotWaxを使う場合は気を付けてみてください。
まとめ
以上、NotWax(ノットワックス)のご紹介でした。
さいごに、これまでの内容をまとめておきます。
- ワックス塗りが簡単!3分でおわる!
- 板がよく滑る(走る)ようになる
- コンパクトで持ち運びが楽
- 板が汚れてると効果が悪い
- クリーニング効果はない
- 極寒のときに使うときは注意
是非、参考にしてみてください。